トップ / 選ぶ / 銘柄紹介

銘柄紹介

季の美 勢の味わいと飲み方|通常品との違いとジントニックの作り方

執筆・編集:ジンさえあれば。運営
資料確認:2026年10月21日

レモンピールを添えた小さな透明な一杯と、ジュニパーの香りのイメージ。

同じ素材を使っても、合わせる割合が変われば、別のジンになる。季の美 勢は、その面白さを知る一本だ。通常の季の美と同じ11種類の植物を使いながら、原料酒の配合を変えている。メーカーが特徴として挙げるのは、トニックで割っても残る香りと味わい。度数の高さを競うより、カクテルになったときの個性に注目したい。同じ植物から、違う個性を引き出す。その鍵が原料酒の配合にあると知ると、通常の季の美との違いも気になってくる。

おすすめ・基本情報

季の美の柚子やお茶の風味が好きで、ジントニックでもその香りを楽しみたい人におすすめです。メーカーは勢を、ほかの材料と合わせても香りや味わいがしっかり残るジンとして紹介しています。初めて季の美を買う人や、水割り・ソーダ割りで試したい人は、通常品から選んでも十分です。[1]

銘柄
季の美 勢 京都ドライジン(KI NO BI SEI)
国内の販売元が公表する容量・度数
700ml・54度(2025年9月30日発表)
ブランドサイトの度数
54.5%。国内資料と表記が異なる理由は未確認です。購入する商品のラベルと販売店の商品説明を確認してください。[1,2]
掲載されている商品の価格
税込4,582円/700ml・54度・箱付き、送料別。FELICITY、2026年10月21日確認。[4]
製法の要点
通常品と同じ11種の素材を六つのグループに分けて蒸溜し、原料酒の配合を調整。
家で試す飲み方
ジン20ml・トニック80mlのジントニック。

購入時は、商品名に「勢」とあるかを確認しましょう。通常の季の美より度数が高いので、普段のジンと同じ感覚で目分量で注がないようにしてください。通販では価格のほか、容量・度数・箱の有無も確認すると、商品の取り違えを防げます。

味わい・特徴

通常品と同じ素材を使い、原料酒の配合を変える

メーカーは、通常の季の美より香りや味わいが力強く、ジントニックやマティーニにしてもその特徴を感じられると説明しています。素材の種類を増やすのではなく、通常品と同じ素材を使い、原料酒を混ぜる割合を変えています。[1]

通常品と比べて変わるのは、度数だけではありません。柚子、山椒、生姜、玉露などの素材は共通ですが、原料酒の配合も異なります。ジントニックにしても季の美らしい香りを楽しみたいときに、勢を比べてみてください。

度数が高いほどおいしい、飲みやすいというわけではありません。氷や割り材で薄めても、注いだアルコールの総量は変わらないため、ジンの量を量って作りましょう。

向いている人・購入前に確認したいこと

  • 向いている人:通常の季の美が好きで、ジントニックにしても柚子やお茶の香りを楽しみたい人。
  • 通常品も検討したい人:初めて季の美を買う人、柚子やお茶の香りを水割りやソーダ割りで楽しみたい人。高い度数を求めていなければ、通常品も候補になります。
  • 慎重に選びたい人:アルコールの刺激が苦手な人。メーカーの「滑らか」という味わいの表現は、アルコールの量や体への負担が少ないという意味ではありません。

同じ30mlなら、54度のジンは45度のジンより含まれるアルコールが約20%多くなります(54÷45=1.2)。国内資料の度数による単純計算です。いつも使う45度のジンを勢に替えるときは、同じ量を注ぐとアルコールが多くなることに注意してください。

飲み方・料理の楽しみ方

ジン20ml・トニック80mlで作るジントニック

公式の「勢 ジン&トニック」はジン30ml、トニック100ml。家で少量から試す配合として、勢20ml、トニックウォーター80ml(1:4)を提案します。公式よりジンを減らし、トニックの割合を増やした配合です。香り付けに、細く切ったレモンの皮を少し添えます。[3]

  1. 180ml程度のタンブラー(脚のないグラス)に氷を入れる。
  2. 勢20mlを量って注ぎ、冷えたトニック80mlを加える。
  3. 静かにひと混ぜし、洗ったレモンの皮を薄くむき、小さく切ったものを1片添える。果汁は搾らない。

氷を除くと、できあがりは100mlです。レモンの香りが強すぎるなら皮を省きます。甘さを控えたいときは、トニックの一部を無糖の炭酸水に同じ量だけ替えられます。ただし、ジンの量が同じならアルコールの総量も同じです。

アルコールの刺激が強く感じられるときは無理に飲まず、次に作るならジン自体を減らしてください。20mlは作り方の目安で、誰にとっても適量という意味ではありません。

きのこのソテーと合わせてみる

小さめのジントニックと、黒こしょうを少し振ったきのこのソテーを置いた食卓のイメージ。

家で合わせる料理には、しめじとマッシュルームのソテーを提案します。少量の油で炒め、塩と黒こしょうを少し振るだけ。クリームソースなどは加えず、きのこの香ばしさを楽しむ味付けにします。

きのこを小皿に盛り、少量のジントニックと一緒に食卓へ。料理の味に合わせようとしてジンを濃くするより、まずはこの配合で好みに合うかを確かめてみてください。

ほかのジンと比較して選ぶ

同じ価格帯:4,000円台後半〜5,000円台のジンを比較

商品価格・容量・主な特徴
銘柄税込価格・販売仕様主な特徴
季の美 勢4,582円/700ml・54%・箱付き和の素材を使い、割っても残る香り
ヘンドリックス ジン4,730円/700ml・44%・正規品バラ・キュウリの香り
モンキー47 ドライジン5,500円/500ml・47%・並行輸入品多彩な植物素材の組み合わせ

価格は2026年10月21日に確認しました。勢はFELICITY、他2商品は六本木鈴酒の掲載額です。いずれも1本の商品価格(税込)で、送料は別です。ポイント還元やクーポンによる値引きは含めていません。店や包装条件が異なり、モンキー47は200ml少ない点に注意してください。価格・在庫は変動します。表の度数は販売商品の表記です。[4,7,8]

ヘンドリックス:花の香りでジントニックに変化をつけたいなら

メーカーは、バラとキュウリを使った香りを特徴として紹介しています。柚子やお茶を使う勢とは違う香りのジントニックを作りたいときの候補です。比較した商品は44%ですが、度数だけで刺激の感じ方や好みは決まりません。[9]

この銘柄を詳しく読むヘンドリックス ジンの味わいと飲み方|キュウリを添える理由と銘柄比較 →

バラとキュウリを使った華やかな香りが特徴。いつものジントニックに変化をつけたいときに。

モンキー47:47種の植物素材を使うジン

メーカーは、47種の植物素材を使った複雑な香りを特徴として紹介しています。季の美らしい柚子やお茶の風味を楽しみたいなら勢、多くの植物素材を組み合わせた香りに興味があるならモンキー47も候補になります。比較した商品は500mlで、勢より200ml少ない点にも注意してください。[10]

この銘柄を詳しく読むモンキー47の味わいと飲み方|500mlの価格比較とスロー・ジンとの違い →

ジュニパー、柑橘、花、スパイスの香りが重なるジン。500mlの容量も確かめて選ぶ。

同ブランド:通常の季の美・季のTEAとの違い

国内の販売元が公表する容量・度数と各商品の特徴
銘柄国内資料の容量・度数主な特徴
季の美 勢700ml・54度トニックで割ってもしっかり感じられる香り
季の美 京都ドライジン700ml・45度柚子・山椒・生姜・玉露の風味
季のTEA700ml・45度玉露と碾茶を使ったお茶の香り

季の美:初めて買うなら通常品も候補に

公式サイトでは、柚子や山椒の香り、飲んだ後に残る生姜や玉露の風味が紹介されています。季の美を初めて買う人や、高い度数を求めていない人には通常品もおすすめです。勢は通常品より度数が高く、原料酒の配合も異なりますが、どちらが好みに合うかは別です。[5]

この銘柄を詳しく読む「季の美 京都ドライジン」(きのび)|柚子やお茶の香りを、家の一杯で →

柚子やお茶の香りが特徴。季の美の割り方と料理との合わせ方を紹介。

季のTEA:玉露や碾茶の香りを楽しみたい人に

堀井七茗園と共同開発し、玉露と碾茶を組み合わせたジンです。勢の度数を下げた商品ではなく、お茶の香りを重視して造られています。冷たい水で割ってお茶の香りを楽しみたい人におすすめです。[6]

この銘柄を詳しく読む季のTEAの味わいと飲み方|季の美との違いと水割りの作り方 →

お茶の香りを楽しみたい人に。季の美との違いと水割りの作り方。

国内仕様は2025年9月30日の販売元発表。ブランドサイトでは、勢54.5%、通常の季の美45.7%、季のTEA45.1%と表示されています(2026年10月21日確認)。表記が異なる理由は資料だけでは確認できません。購入する商品のラベルと、販売店に記載された度数を確認してください。[1,2,5,6]

背景・詳しい情報

素材を分けて蒸溜し、原料酒の配合を調整する

季の美では、11種の素材を香りの特徴に応じて六つのグループに分けます。グループごとに酒に浸してから蒸溜し、蒸溜中に出てくる液体のどの部分を使うかも調整します。そうして造った原料酒を、最後に混ぜ合わせます。[11]

勢も、通常品と同じ11種の素材を六つのグループに分けて使います。通常品との違いは度数だけでなく、仕上げに原料酒を混ぜる割合にもあります。具体的な配合比率は公表されていませんが、素材が同じでも、割合を変えることで香りや味わいを調整できることがわかります。[1]

「ネイビーストレングス」の名前を見かけたら

公式サイトによると、勢は「季の美ネイビーストレングス」の後継商品です。「ハイプルーフ版」とも紹介されており、これはアルコール度数が高いタイプという意味です。古い商品名で紹介された記事や販売ページを見るときは、現在購入できる商品の度数・容量・包装を改めて確認しましょう。[1,2]

お酒は20歳になってから。飲酒運転はしないでください。

出典・参考資料

資料確認:2026年10月21日。香りや味わいの記述はメーカーの説明に基づきます。ジン20mlで作るジントニックと料理の組み合わせは、本記事での提案です。

  1. 季の美公式:勢の仕様・ブレンド・香味・前身商品外部・新しいタブ
  2. ペルノ・リカール・ジャパン:2025年9月30日の国内仕様外部・新しいタブ
  3. 季の美公式:勢 ジン&トニックの配合外部・新しいタブ
  4. FELICITY:勢700ml箱付きの価格・販売仕様外部・新しいタブ
  5. 季の美公式:通常の季の美の特徴外部・新しいタブ
  6. 季の美公式:季のTEAの素材・特徴外部・新しいタブ
  7. 六本木鈴酒:ヘンドリックス700ml正規品の価格・仕様外部・新しいタブ
  8. 六本木鈴酒:モンキー47ドライ500ml並行品の価格・仕様外部・新しいタブ
  9. ヘンドリックス公式:バラとキュウリの特徴外部・新しいタブ
  10. モンキー47公式:47種の植物素材外部・新しいタブ
  11. 季の美公式:グループ別の浸漬・蒸溜とブレンド外部・新しいタブ