フレンチ75を家で。ジンとレモンに、泡を重ねる。

レモンピールを添えた、細かな泡の立つフレンチ75

週末の夕食に、少し華やかな一杯を。ジンの植物の香りにレモンの酸味、そこへ泡のワインを重ねるフレンチ75は、いつものジントニックから気分を変えたい日に似合います。冷やしたグラスへ最後の泡を注ぐ時間も、このカクテルの楽しみのひとつ。ワインを開ける予定があるなら、その少しを使って作ってみませんか。

ジン、レモン、シロップに、シャンパンを

まずはIBA(国際バーテンダー協会)の配合から。ジン30mlに、レモン果汁とシュガーシロップを15mlずつ。シャンパン60mlで仕上げます。レモンの酸味をシロップで整え、ジンとワインの香りを一つのグラスにまとめる組み合わせです。[1]

材料IBAの配合半量で作るなら
ジン30ml15ml
生レモン果汁15ml7.5ml
シュガーシロップ15ml7.5ml
シャンパン60ml30ml

合計は120ml、半量なら60mlです。氷で冷やす間に溶けた水も加わるので、泡が落ち着く余裕のあるグラスを用意しましょう。小さめに作りたい日は、すべての材料を半分にすると同じ比率になります。

シロップは製品によって甘さが異なります。気に入ったバランスをもう一度作れるよう、使った商品と量を覚えておくと便利です。ワインも最初は60mlを量り、空いたグラスを満たすために注ぎ足さないほうが、調整の見当がつきます。

よく冷やしたグラスへ、泡は最後に

  1. シャンパンと飲むグラスをあらかじめ冷やします。
  2. ジン、レモン果汁、シュガーシロップをシェーカーへ入れ、氷を加えます。
  3. ふたを確実に閉めてシェイクし、氷を除いてグラスへ注ぎます。
  4. シャンパンを静かに加え、軽く混ぜたら完成です。

シャンパンを最後に加えるのが、IBAの手順です。炭酸のあるワインをシェーカーへ入れて振らないでください。冷やして混ぜるところまではしっかりと、泡を注いでからはそっと。その切り替えを覚えると作りやすくなります。[1]

飾りの果物はなくても大丈夫。IBAの配合にもガーニッシュの指定はなく、泡のある姿だけで仕上がります。レモンを添えたいときは、材料を搾る前に飾り用を取り分けておくとスムーズです。

開栓はボトルの案内に従い、人や割れ物へ向けないように。グラスと材料を先にそろえておけば、ワインを開けてから慌てずに済みます。

買う泡は、甘辛表示と容量から選ぶ

IBAの配合に合わせるなら、ラベルにChampagneとあるシャンパンを選びます。シャンパンはスパークリングワインの一種ですが、泡のあるワインすべての呼び名ではありません。特定の地域と生産条件を守って造られるものです。[3]

家にほかのスパークリングワインがあれば、それで作るアレンジも楽しめます。最初に買うなら、辛口の白を候補にすると選びやすいでしょう。甘口を使う日は、シロップの甘さも合わせて見ながら、次に作るときの量を調整してください。

ここで少し紛らわしいのが、シャンパンのExtra Dryという表示。糖分の区分ではBrutより甘い側にあります。名前の「Extra」だけで、いちばん辛口だと選ばないようにしましょう。[3]

一杯に使うワインは60mlなので、これから開けるなら瓶の大きさも大事です。750mlは計算上12杯分と30mlの余り。一本を使い切るために杯数を増やさず、食事で開ける日の一部を使うか、予定に合う小容量を探すと無理がありません。

酸味、甘さ、泡の量をひとつずつ

レモンが強いと感じたら、次回は果汁を少し控えめに。甘すぎるときはシロップを減らしてみましょう。ワインまで同時に替えず、一つずつ動かすと、自分の好きなバランスが分かりやすくなります。

国内シップスミス公式には、ジン45ml、レモン20ml、シロップ1tspにシャンパンを適量、という別の配合もあります。ジンを軸にした一杯が気になるなら、そちらのレシピから選ぶのも楽しみ方のひとつです。[2]

泡や柑橘の軽やかな印象とは別に、アルコールはジンとワインの両方に含まれます。40%のジン30mlと12%のワイン60mlなら、果汁・シロップを含む120mlで、氷が溶ける前の概算は16%。使うワインの度数や氷の溶け方で変わります。強いと感じたら、飲み切らずに止めても構いません。

一本のジンから、泡のある楽しみを

ジンは、まず手元の通常品で。これから選び、レモンやライムを使うほかの一杯にも広げたいなら、ビーフィーターが候補になります。国内の通常品は700ml・40%。ブラックや24とは別の商品なので、名前まで確かめて選びましょう。[4]

ビーフィーター ジン40度の特徴と飲み方|レモンのジントニックを自宅で記事を読む →

用意するのは、ジン、レモン、シロップ、泡のワイン、氷、計量道具とシェーカー。ワインを開けない日には、同じレモンとシロップを使い、ソーダで仕上げるトム・コリンズもあります。

フレンチ75は、いつもの晩酌を少しだけ華やかにしたい日に。新しいボトルを何本も並べるより、一本のジンに違う材料を重ねてみる。そんな家の楽しみ方にも、よく似合う一杯です。

材料・ボトルの購入先を確認する

気になったボトルは、容量・度数をそろえて購入条件を比べてみてください。

出典・参考資料

資料確認:2026年10月27日。

  1. IBA:French 75
  2. サントリー:シップスミス国内公式 FRENCH75
  3. シャンパーニュ委員会:公式FAQ
  4. ビーフィーター国内公式:製品一覧